電話で名前を噛む吃音症の心理を解明!噛まない方法で原因克服!
電話で名前を噛むのを何とかしたい!電話で名前を噛むことを考えると電話が怖くなって、電話に出たくない・・・。
あなたもそんな風に思っていませんか?
電話で特定の言葉を噛む、そしてそのことにストレスを感じ、もう電話に出たくないと思ってしまう。
そのような状態は吃音症と言われることが多い。
吃音症は噛むことが癖になっていて、いわば脳に名前を噛むことがインプットされてしまった状態。
だから、吃音症は単に滑舌が良くなればいいとか、状況を表面的にとらえた対処では太刀打ちできない。
闇雲に対策を立てても、電話で名前を噛まないという状態を変えることはできないのだ。
しかし、吃音症のメカニズムを理解して改善を図れば、電話で名前を噛むことは克服できる。
早速その方法をお伝えしていこう。
今回のポイント
電話で名前を噛む吃音症の心理とは? 電話で名前を噛む原因はアリ地獄と同じだった!
電話で名前を噛む吃音症の心理とは?一体なぜ、吃音症は電話で名前をいつも噛んでしまうのか?
不思議なのは、吃音症は電話ではなく普段の場面で名前を言うときは噛むことが少ない、ということ。
実は、ここに電話で名前を噛む大きな理由が隠されている。
というのも、もし滑舌などが原因で名前を噛むのなら、電話以外の場面でも必ず、間違いなく同じように噛んでしまうから。
つまり、吃音症の場合、「電話」というのが一つの名前を噛むスイッチになってしまっているのである。
そして、この「電話」がスイッチとなって名前を噛むゾーンに入ってしまうことの恐ろしさは、一度ハマるとなかなか抜け出せなくなること。
まさにアリ地獄・・・。
アリ地獄というのは、すり鉢状の穴に落ちてしまうと、なかなかそこから這い上がって来るのが難しい状態のこと。
つまり、這い上がろうと登っても、滑って穴の底にまた落ちてしまう。気合いを入れて再度登ろうとしても、また穴の底に落ちる・・・。
そのような状態が、まさに電話で名前を噛むこと、そして電話で名前を噛むことを克服できない状態にとても似ているのだ。
電話で名前を噛む吃音症が、アリ地獄から抜け出すためには?
電話で名前を噛む吃音症が、このアリ地獄から抜け出すにはどうしたらいいのか?
そもそも、なぜアリ地獄の斜面を駆け上れないのだろう?
なぜ電話で名前を噛むことを克服できないのだろう?
冒頭でお話ししたとおり、吃音症は脳に名前を噛むことがインプットされてしまっている状態。
だから、足を組み替えるように、電話で名前を噛むことをいきなり噛まないようにするのは難しいのだ。
別の言い方をすれば、トラウマが強くて電話で名前を噛まないようにしても、どうしても名前を噛むことに引きづられてしまう。
- 電話の着信音が鳴る
- 電話に出なければ、と思う
- 電話を取る
- 周りの人が自分の声を聞いている
- だんだん緊張してくる
- 電話で名前を噛むことなく言えるか心配になってくる
- 電話で名前を言う
・・・このような一つ一つの動作から生まれる緊張感が、実は電話で名前を噛むことの引き金を引いている。
だから、いくら電話で名前を噛まないように、と思っていても、いつも電話で名前を噛むパターンにハマって、そこから抜け出すことができないのだ。
しかし、考え方を変えると、電話で名前を噛む“いつものパターン”を予定通りに行わなければ、電話で名前を噛むことはなくなる。
つまり、電話で名前を噛むことの引き金を引かないようにすること。
そのためにはどうしたらいいのか、具体的に説明していこう。
吃音は克服できない!
そう自分に言い聞かせてきた。でも結局、自分と向き合わずに逃げてたんだ。
影響力は小さくていい。「自分には無理だ」と感じる心を開くきっかけになれたら。
無理だと決めつけているのは自分自身。それに気づくことが、吃音克服の一歩目だ。
電話で名前を噛む吃音症は、名前を噛むパターンを踏まない!
電話で名前を噛む吃音症は、まずは電話で名前を噛む“いつものパターン”通りに行動しないことを意識してみてほしい。
そうすることが、電話で名前を噛む引き金を引かずに済むことにつながる。
では、どのようにして電話で名前を噛むパターンから外れて行動するか?
たとえば、電話の着信音が鳴るタイミングで、心臓の鼓動がドクッドクッとなってしまうとする。
そんな時は、可能であれば電話の着信音を変えてみよう。気づける範囲で電話の音量を下げてみるのも一つの方法だ。
また、周りの人が電話で話している自分の声を聞いていると思うと、緊張感が増して脂汗をジトッとかいてしまう、とする。
そのような場合は、
- 電話に手を当てて小声で話す(意外に、周りに電話の声が漏れにくい)
- 周りに人がいないところで話す
- 周りに人がいない時間帯に電話を掛け直す
などを行ってみよう。
このような、電話で名前を噛む“いつものパターン”が崩れる行動を行うことで、「電話でまた名前を噛むかも・・・」という気持ちに繋がりにくくなる。
それこそが、電話で名前を噛まないようにする方法なのだ。
電話で名前を噛む吃音症は、名前を噛むことより、名前を噛まなかったことを意識しよう!
電話で名前を噛む吃音症は、とにかく電話で噛むかどうか、そのことに気持ちが向かっている。
でも、それはアリ地獄の斜面を滑り落ちてしまう行動。電話で名前を噛む吃音症こそ、名前を噛まなかったことに注目したい。
それは、トラウマから抜け出すには、自分が成功した体験を強く意識することが大事だから。
まずは、電話で名前を噛むことなく言えたら、飛び跳ねて喜んでみよう!
電話で名前を噛むことよりもインパクトがあるイメージを強く持てば、そのイメージに引っ張られて、電話で名前を噛まないようになる。
電話で名前を噛む“いつものパターン”を踏まないようにすることも同様に、地味で、地道すぎる一歩。
だが、確実に電話で名前を噛まないようになるので是非試してみてほしい。
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