緊張すると声が出ない!緊張からくる吃音症の声や喉が詰まる状態への対応策
緊張すると声が出ない。喉が詰まる、声が詰まる感覚というのが正確な表現かもしれない。
実は、吃音症の多くの人が、緊張すると声が出ないことで悩んでいる。
また、声が詰まる、喉が詰まるというのはとても苦しく、時には呼吸困難になってしまうことも。
そう、声が出ないことは、危険な状態でもあるのだ。
今回は、緊張すると声が出ない、つまり声が詰まる・喉が詰まるといった状態の対応策をご紹介していこう。
この対応策を知っておけば、緊張しても声を出しやすくなるだけでなく、緊張さえもコントロールできるようになる。
話すことは本来、楽しいこと。声が出ない苦しみを乗り越えていこう。
今回のポイント
緊張すると声が出ない!吃音症の声が詰まる・喉が詰まる状態は病気?
緊張すると声が出ない。これは、吃音症の多くの人が抱える悩み。
でも、なぜ緊張すると声が出ないのか?声を出そうと思っても、自分の意に反して声が出ない。
まるで、喉が詰まる・声が詰まるような感覚。
これって本当に喉に何かが詰まった病気なのだろうか?
緊張すると声が出ない、声が詰まる、喉が詰まる。
実は、このような感覚というのは、“話すことに対するトラウマ”が大きく関係している。
そう、声が出ないことにつながる、このような感情。
[su_box title=”声が出ないことにつながる感情” box_color=”#ec060c”]
- 恐怖を感じるほどの緊張感
- 話している時にどもったり、噛んだりしてうまく話せなかった時に感じた恥ずかしさ
- 自分はうまく話せない、きっとバカにされているなどの自己嫌悪
[/su_box]
これらの感情が解決されることなく、話をするたびに膨らんで、膨らんで・・・。
やがて、結果的にトラウマとなってしまう。
そうなると、残念ながら人前で話すこと自体にあまり前向きになれなくなる。
話すことが苦手と感じるようになるので、自然と話す時にものすごく緊張するようになってしまうのだ。
ここで一つ質問をしよう。あなたは、緊張して動けなくなった経験があるだろうか?
実は、人間は苦手なものに遭遇すると、緊張のあまり筋肉がこわばって動けなくなる。
身近な例で言えば、苦手な虫を発見した時やホラー映画を見ている時などが想像しやすいかもしれない。
そういった場合、人間は緊張すると筋肉がこわばって動けない。
頭の良いあなたは、ここでピンときたかもしれない。そう、緊張すると声が出ないのもこれらと同じ現象なのだ。
話すことに対する苦手意識が高まると、次第に話すことに対してトラウマを覚えるようになる。
すると、話そうとした時に緊張して声が出ない。
つまり、喉や発声するための筋肉がこわばって、動けなくなるのだ。
ここまで来れば理解しやすいのだが、緊張すると声が詰まる、喉が詰まるような感覚というのは病気ではない。
それに、その現象を起こさせているトラウマや話すことへの苦手意識を改善できれば、緊張すると声が出ないという状態も改善することができる。
また、緊張することすらコントロールすることができる。その方法を説明していこう。
緊張すると声が出ない!吃音症が声を出しやすくする対応策とは?
緊張すると声が出ない。
これは、話すことへの苦手意識やトラウマ。それらが悪さをして、喉や声を出す筋肉がこわばって動かないことが原因だった。
そして、これを解決するには、苦手意識やトラウマ意識を改善すること、そして緊張を感じることすらもコントロールできること。
これらが欠かせない対応策といえる。
まずは、話すことへの苦手意識や既に凝り固まったトラウマを改善していく方法から説明していこう。
その上で、始めに伝えておきたいことがある。
それは、話すことへの苦手意識やトラウマが絶対に改善しない考え方について。
[su_box title=”逆効果の考え方” box_color=”#ec060c”]
- 声を無理やり出そうとすること
- なんで自分は、話す時に緊張するんだと自分を責めること
[/su_box]
こんな風に考えていると、
絶対に
苦手意識やトラウマは消すことができない。むしろ、どんどん悪化してしまう。
だから、あらかじめ伝えておきたいのだが、こんな考え方になったら、
「イカンイカン、自分は良くない考え方になってしまっていた。考え方をリセットしよう。」
と思ってほしい。
そう、緊張して声が出ない状態を改善していくためには、いかに自分を客観的に見ることができるか。これが大切なことだ。
これらを理解した上で、どうしたら話すことへの苦手意識やトラウマを改善することができるかというと、
開き直ること
そう、いかに開き直れるか。これがポイントだ。
「なんだ、開き直ることかよ。」と思ったかもしれない。
でも、“自分が話すことが苦手”ということに対して、簡単に開き直ることはできるだろうか?
これが意外にもけっこう難しい。そう、人間はどこかで過剰に自分に期待をしてしまっているからだ。
実は、この自分への過剰な期待が、時に不必要に自分自身にプレッシャーをかけてしまい、自分を追い込んでしまう。
つまり、話すことへの苦手意識やトラウマを強くさせているのは、他でもない自分だ。
「また、緊張してうまく声が出なかった」
「あの人は絶対、俺がうまく話せないことをバカにしてるよな」
どこかでそう思っていて、自分に期待してるのに自分に裏切られ、自分で苦手意識を強くしてしまっている。
苦手か得意か、好きか嫌いかを決めてるのは自分
その根本に気づいてほしい。
だからこそ、開き直れ。話すことが苦手とか得意とか、そんなのどうでもいい。
あなたの個性や重要な部分は、そんなことに縛られない。
まずは、話すことや緊張すること、声が出ないことから開き直ること。
そんなことにこだわらなくても、あなたはあなたにしかない魅力を十分持っている。
吃音は克服できない!
そう自分に言い聞かせてきた。でも結局、自分と向き合わずに逃げてたんだ。
影響力は小さくていい。「自分には無理だ」と感じる心を開くきっかけになれたら。
無理だと決めつけているのは自分自身。それに気づくことが、吃音克服の一歩目だ。
緊張すると声が出ない!声が詰まる・喉が詰まる状態の対応策まとめ
緊張すると声が出ない。そのためには、話すことへの苦手意識やトラウマを改善することが大切だ。
その方法とは何か?もうここまで読んできたあなたなら、分かるはず。
そう、話すことが苦手とか、緊張すると声が出ない・・・とか、そういったネガティブな思考が浮かんできたら、開き直ること。
- うまく話せなくて大丈夫
- 声が裏返ったら、笑いが取れる
- 緊張して当たり前だ
そんな風に、ネガティブな感情を裏返して前向きにとらえなおしてみる。まずは、これを試してみよう。
そして、ここでは、緊張をコントロールする方法については書ききれなかったので、こちらの記事でご紹介することにしておく。
こちらも、緊張すると声が出ない場合に役立つ考え方や方法を載せておいたので、改善したい人はぜひ読んでみてほしい。
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