ありがとうございましたがどもるのは吃音症?気をつけるべき3つのこと
ありがとうございましたがどもるせいで、うまく話せない・・・。
あなたもそのように悩んでいないだろうか?
話し方というのは個性の一つだ。
でも、ありがとうございましたを言う時にどもることを恐れて、うまく話せないような状態になってしまっては良いことは何一つない。
感謝の気持ちを伝えられないどころか、人間関係の悪化にもつながる・・・。
実は私自身、ありがとうございましたをどもることでずっと悩んでいた。
そんな私から、ありがとうございましたをどもる人へ、それを克服するために伝えたいことが3つある。
順を追って、お伝えしていこう。
今回のポイント
ありがとうございましたをどもるあなたへ伝えたいこと① どもる状態を知っておこう
ありがとうございましたをどもる時というのは、人によって異なる。
つまり、どういった場面でどもることが多いか、どういった場面ではどもることが少ないのかというのは、一人一人違うものだ。
人が多い場面で話すと、どもることが多い・・・。
緊張して、話すことにストレスを感じるとどもることが多い・・・。
など、自分自身はどのような時にどもることが多いのか?を確認してみよう。
実はこれを認識しておくことが、ありがとうございましたをどもることなく言えるためには重要である。
なぜなら、自分がどもることが多い状態を知っておけば、客観的に自らを見つめることができるからだ。
そうすれば、どもることへの対処がしやすくなる。
ありがとうございましたがどもると、どうしても焦るようになってしまう。
しかし、どもることの特性上、焦ってしまうと、ますますどもる。
だから、まずは客観的に自分を見つめて、どのような心理場面だとありがとうございましたをどもるのか、自分なりに分析してみよう。
不思議なことに、客観的にどもる場面を認識できれば「あ、今どもる状況になっているな」と落ち着いて自分を見つめることができる。
そうすれば、後はこちらのものだ。
まずは、その視点を意識して、どもる状態を自分なりに理解するようにしよう。
ありがとうございましたをどもるあなたへ伝えたいこと② どもらずに言えるイメージを持とう
ありがとうございましたをどもるようになると、どうしてもどもらずに言えるイメージが持てなくなってくる。
「また、ありがとうございましたがどもるんじゃないか・・・。」
そんな悪い予感が頭から離れなくなる。
お気づきかもしれないが、残念ながら、この悪い予感があなたの口元の筋肉をガチガチに緊張させるのに一役かっているのだ。
だから、ありがとうございましたがどもる。
何度トライしても、やっぱりどもる。
この負の連鎖から抜け出すには、「自分は、ありがとうございましたをどもることなく、きっと言えるはずだ」と前向きなイメージを持つこと。
はっきり言えば、これが一番重要だ。
逆に言えば、このイメージさえきちんと掴めれば、必ずあなたは、どもることの負の連鎖から抜け出すことができる。
しかし、そうは言っても、どうしたらどもることなく、ありがとうございましたを言えるイメージに切り替えることができるのか?と感じられるかもしれない。
しかし、これは意外に簡単。ちょっとしたことを意識するだけだ。
それは、ありがとうございましたをどもることなく言えた後のイメージを強く持とう。
ありがとうございましたを伝えた相手が、笑顔を返してくれる。
ありがとうございましたという一言のおかげで、相手との信頼関係が強くなる。
このような具体的な内容をイメージするようにしてみよう。
実際にどうなるかは、言ってしまえば関係ない。(もちろん、ありがとうございましたを伝えて関係が悪化することはあり得ないけれど。)
とにかく、ありがとうございましたを言うことに対するイメージを上げよう。
ありがとうございましたを言った後にどれだけ良いことが待っているか。
そのことだけを考える。
これが「ありがとうございましたをどもることなく言えるイメージ」を持つために必要なことだ。
少し意識して、前向きな気持ちでありがとうございましたを言うようにしてみよう。
吃音は克服できない!
そう自分に言い聞かせてきた。でも結局、自分と向き合わずに逃げてたんだ。
影響力は小さくていい。「自分には無理だ」と感じる心を開くきっかけになれたら。
無理だと決めつけているのは自分自身。それに気づくことが、吃音克服の一歩目だ。
ありがとうございましたをどもるあなたへ伝えたいこと③ 呼吸や話し方を振り返ってみよう
ありがとうございましたをどもることが多い人は、少しだけ自分の呼吸の仕方や話し方を振り返ってみよう。
なぜなら、ありがとうございましたをどもることが多い人には、その呼吸や話し方に特徴があることが多いからだ。
どのような特徴かというと、
- ありがとうございましたを言うときに早口になる
- 呼吸が浅く、息が詰まったような状態になる
このような特徴に、自分が当てはまっていないか注意してみていただきたい。
ありがとうございましたという言葉は、一言で伝える言葉としては長い方だし、元々言いにくいところがある。
それを早口で言うとなると、早口言葉を言っているようなものだし、当然どもることになる。
つまり、ありがとうございましたを早口で言うということは、自らどもるように話していることと一緒なのだ。
だから、もし「自分は、ありがとうございましたを言うときに早口になるな」と自覚しているなら、少しゆっくり話すようにしてみよう。
また、自分が早口かどうか分からない時は、他の人に聞いてみると確実だ。
少しゆっくり話すように心がけるだけで、どもる回数が減る。
また、ありがとうございましたを言う前の呼吸にも注目するようにしてみると良い。
もし、息をしっかり吸っていないようなら、その点を改善しよう。
なぜかと言うと、話し出す直前に息を吸い、話し出すと同時に息を吐くようにしないと話しにくいからだ。
ありがとうございましたを言うときの呼吸なんて、普段気にすることはないかもしれない。
だからこそ、少し意識するだけでどもることが少なくなるのだ。
今回ご紹介した内容を意識して、ありがとうございましたを言ってみると良い結果になるだろう。
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