最終面接でどもると落ちる?吃音症がどもる失敗を合格に変える考え方
最終面接でどもると落ちる、という都市伝説は本当なのか?
結論から言えば、最終面接でどもることがあったって合格できる。ただし、どもることが与えるマイナスの印象を払拭できるくらい、面接官への印象づけが必要だ。
実は、かく言う私も以前は吃音症だった。
しかし、吃音症でありながら、転職なども含めると幾度となく、最終面接で合格を勝ち取ってきた。
はっきり言って、最終面接では落ちることを考えたことすらない。それくらいの自信をもって臨んできた。
もしかして、あなたは最終面接でどもることを恐れているのではないだろうか?
だとしたら、悪いことは言わない。今すぐこの記事を読むことだ。
最終面接で合格する強い気持ちが手に入れられる。それではさっそく、始めよう。
今回のポイント
最終面接でどもる吃音症が合格を手に入れる方法① どもるイメージを頭の中から締め出せ!
最終面接でどもる吃音症の人は、緊張感がハンパない。
まるで、一度たりともどもることがあったなら退室させられかねない・・・と言わんばかりの形相だ。
命をかけて、最終面接という戦場に来ている顔面蒼白で脂汗を流している面接者をこれまで何人も見てきた。
言うまでもないが、そういう感じが漂っている面接者はだいたい、吃音症なのだ。
当たり前の話だが、最終面接でどもることがあったって、そんなおおごとにはならない。
でもなぜか、最終面接でどもる吃音症の人は、「絶対に最終面接でどもるわけにはいかない・・・」という謎の緊張感を漂わせてしまっている。
吃音症の人なら分かると思うのだが、どもる理由は緊張しているから、というワケでもない。
どもることを意識しすぎることから引っ張られるようにどもる。そしてどもると更に緊張して、更にどもる・・・。そんな負の連鎖が起こる状態なのだ。
つまり、どもるということを極度に意識しすぎてしまっている。
最終面接という、少なくとも今後の人生を左右するような場で「どもるとダメ!」という設定を自ら課してしまう。
これでは、どんなに肝のすわった人間でも、吃音症でない人間でも、逆にどもることから逃れられないだろう。
じゃあ一体、どうしたらいいんだ?
それは、やっぱりどもるイメージを頭から締め出すことだ。
最終面接でどもる吃音症が合格を手に入れる方法② 面接官をニワトリだと思え!
最終面接でどもる吃音症の人が合格を手に入れる方法。
それにはまず、面接対策云々の前に、どもるイメージを頭から締め出すことが一番だ。
そのために有効なのは、面接官をニワトリと思うこと。
「いやいや、憧れている会社の面接官ですよ・・・」
そんな声が聞こえてきそうだが、いやいや、彼はニワトリだ。
彼は普段は人間かもしれないが、最終面接に限っては、あなたにはニワトリにしか見えなくなる。
「そんな無茶苦茶な・・・。もしかして僕のことバカにしてます?」
最終面接の面接官を、申し訳なさすぎてニワトリに見ることはできません、というあなたへ。
あえて、言わせてもらおう。
なぜ我々は、最終面接でどもるのか?
それは吃音症の本質でもあるけれど、我々がどもる時というのは、人に面しているとき。
だから、最終面接でどもることを避けたいのなら、まずは面接官を人と思わないことが一番。
最終面接でいきなり面接官をニワトリとして見るのが難しければ、普段から会って話をする人をそのように意識してみてほしい。
もしそれで、実際にどもることが少なくなってきたならシメたもの。
そして、吃音症が薄れてくるのなら、これ以上言うことはない。まずは相手を人として意識しすぎないこと。
ニワトリに馴染みがないのであれば、道端で出会った野良ネコでもいい。とにかく、相手を気にせずに自分のペースで話せるように、意識をずらすイメージを持とう。
吃音は克服できない!
そう自分に言い聞かせてきた。でも結局、自分と向き合わずに逃げてたんだ。
影響力は小さくていい。「自分には無理だ」と感じる心を開くきっかけになれたら。
無理だと決めつけているのは自分自身。それに気づくことが、吃音克服の一歩目だ。
最終面接でどもる吃音症が合格を手に入れる方法まとめ
最終面接でどもる吃音症の人は、なぜか金縛りのように、どもることで恥をかいてしまうイメージから抜け出すことができない。
でも、そのどもって失敗するイメージから囚われたままだと、どんなに面接対策をしたところで自爆してしまう。
だから、最終面接で合格を勝ち取りたいのなら、このどもることで失敗するイメージを頭から締め出さなければいけない。
そのために有効なのが、面接官を人だと思わないこと。これは、人と話すことの恐怖を打ち破るということでもある。
あなたを緊張させるために言うわけではないが、誤解を恐れずに言えば、最終面接は特殊な場面だ。
だって、良くても悪くても、その会社の最終面接というのは一度きり。
どんなに最終面接でどもることがあっても、もし縁がなければその面接官に会うことはもうない。
だったら、恥もかき捨てではないか。
最終面接という場では、“精一杯やった者勝ち”。だから、どもることはあってもいい、あなたらしく精一杯やることが大切なのだ。
そういった姿勢を面接官は必ず見てくれている。無駄なことは何もない。恥はかき捨て。どもってもいい、恥をかいてもいい!
精一杯、最終面接に臨むこと。これだけだ。健闘を祈る!
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