言葉を噛むのを直す!吃音症が言葉に詰まる、噛まずに話す方法
言葉を噛むのを直すためにはどうしたらいいのか?特に、吃音症の場合は、この事に悩んでいる人が多い。
言葉を噛むのを直すためによく言われるのは、「滑舌を良くする」という事が多いが、吃音症の場合はそれだけで解決する事は少ないもの。
なぜなら、吃音症にとって言葉を噛むというのは、心理的な原因も大きく関係しているからだ。
そこで今回は、吃音症が言葉を噛むのを直すために大切なことをお伝えしていきます。
言葉が詰まる、言葉を噛むというつらい状況を一緒に克服していこう!
言葉を噛むのを直す!吃音症は心理コントロールが大切
言葉を噛むのを直す!そのために大切なことは、緊張や不安などの心理面をコントロールすること。
特に、吃音症は、
「また言葉を噛むかもしれない」
「言葉を噛むことで笑われたら…」
などの不安から、緊張が増して言葉を噛む事につながりやすい。
緊張から口がうまく動かなくなって、言葉が出なくなる。そして、言葉を噛む事になるのだ。
しかし、誤解を恐れずに言えば、その不安や緊張の多くの場合は“考えすぎ”であることが多い。
ましてや、言葉を噛むことは吃音症でなくてもあること。つまり、そこまで大きなミスではないのだ。
それなのに、言葉を噛むことを過剰に反応してしまう。
それこそが吃音症という病気。つまり、吃音症がいかに心理面に左右されるかということが分かる。
だからこそ、心理面をコントロールすることが言葉を噛む状態を直すためには大切。
そのためにも、吃音症独特の緊張や不安を感じやすい心理状態をどうやったらコントロールできるかを知っておこう。
まず、吃音症の場合、特定の言葉を意識しすぎたり、特定の場面になると言葉が詰まる難発性の吃音症の状態が表れやすい。
そして、そのような状態で無理やり言葉を出そうとした時、言葉を噛む、どもるなどの連発性の吃音症の状態が表れやすい。
つまり、気が付いていない場合でも、言葉が詰まる、言葉が出てこない状態があって、だからこそ言葉を噛む状態になってしまうということ。
そして、そのような不安を感じる、特定の言葉や特定の場面で自分の心理コントロール方法について。
以下のような方法を試してみよう。
[su_box title=”吃音症のための心理コントロール” box_color=”#ec060c”]
言葉を噛むのでは、と不安に感じる場面では、これらを意識しよう。
- 深呼吸をして、落ち着く
- ゆっくり話すことだけを考える
- 目を閉じて、うまく話せるイメージをもつ
- なるべく笑顔で、にこやかに話す
[/su_box]
もちろん、これら全てをやらなければいけない、ということではない。
それに、自分なりに言葉を噛みそうな時に落ち着きを取り戻せる方法があれば、それを実践するようにしよう。
この不安を感じないようにする、というのは実は吃音症にとってはとても大切だ。
なぜなら、「言葉を噛むのでは」と不安になればなるほど、口が動かなくなって余計に噛みやすくなってしまうから。
言葉を噛むのを直すなら、まずは自分自身と向き合う。
そして、自分が不安になる時にこそ、自分自身で勇気付けられるようになっておこう。
言葉を噛むのを直す!吃音症に効果的な噛まずに話す方法
言葉を噛むのを直す!そのために大切な噛まずに話す方法を、ここではお伝えしていこう。
まず初めに、自分自身が特に、良く噛む言葉や良く噛む場面を思い出してほしい・・・。
思い出すのがつらいトラウマを感じている人もいるかもしれない。
でも、ここで大切なのは「自分がなぜ言葉を噛むのか?」そのクセに気づくこと。
あなたは、自分が言葉を噛む理由や自分自身のクセに気づくことができただろうか?
言葉を噛む多くの人が、陥ってしまっていること。それは、早口になってしまうこと。
そう、言葉を噛むのを直すには、
早口を直すこと
これが欠かせないので、話す時には必ず意識をしておいてほしい。
では、早口を直すにはどうしたらいいのか?以下のことに気をつけてみよう。
[su_box title=”早口を直すためには…” box_color=”#ec060c”]
早口を直すためには、
- 言葉を話す時に、口の形を作ってから声を出すようにする
- アゴを動かすイメージで、しっかり口を動かして話す
- 喉の奥を開ける(アクビのイメージで)ように口を開ける
- 言葉のアクセントを母音にもってくるようにして話す
[/su_box]
これらを意識すると、早口を防止することができる。
また、早口ではなくゆっくり話すイメージというのは、だいたい1文字を1秒くらいのペースで話す状態。
話している途中など、「あれ?早口になっていないかな?」と感じるときは、思い出すとペースメーカーになるだろう。
言うまでもなく、早口で話さなければ、それだけで言葉を噛む状態を直すことにつながる。
また、言葉を噛むことを直すために、吃音症など話すことに不安を感じた時でも効果がある方法も紹介しておこう。
それは、舌を鍛えること。
なぜなら、舌の筋力が弱いと滑舌が悪くなり、言葉を噛むきっかけにもなるからだ。
それに、何度も言葉を噛むようになると、それに対してトラウマを感じて、吃音症になることもある。
だからこそ、舌を鍛えておくことは大切。
とは言っても、やり方は難しくない。以下のやり方を覚えておき、時間が空いた時などにやってみよう。
[su_box title=”舌の鍛え方” box_color=”#ec060c”]
- 真下に思いきり、舌を伸ばすようにする(約10秒)
- 真上に舌を伸ばす(約10秒)
- 同様に、左右に舌を伸ばす(約10秒ずつ)
- 限界まで舌を伸ばしたまま、右回り・左回りで舌をゆっくり回す
[/su_box]
この運動をすると、かなり舌が疲れるはずだ。でも、疲れるというのは鍛えられている証拠でもあるので、頑張ってこなしてみよう。
舌を鍛えることができれば、多少早口でも言葉を噛むことなく話すことができる。
また、「あの言葉噛むかな、言えるかな…」など吃音症の不安が浮かんでくるとき・・・。
そんな時も、「舌を鍛えてるから大丈夫!」と自信を持って、不安を払拭できる。
今回ご紹介した噛まずに話す方法を実践して、言葉を噛むのを直すようにしよう。
吃音は克服できない!
そう自分に言い聞かせてきた。でも結局、自分と向き合わずに逃げてたんだ。
影響力は小さくていい。「自分には無理だ」と感じる心を開くきっかけになれたら。
無理だと決めつけているのは自分自身。それに気づくことが、吃音克服の一歩目だ。
言葉を噛むのを直す!吃音症にとって大切なことのまとめ
言葉を噛むのを直すために大切なこと。
それは、「言葉を噛むかも・・・。」という不安をいかに払拭できるかということ。
そういった意味では、自分との戦いというよりも、“いかに自分を勇気付けられるか”という意識が大事。
なぜなら、そういった気持ちの持ち方一つでも、もし言葉を噛んでしまった時でも前向きにとらえることができるから。
また、気持ちを安定させるためにも、今回ご紹介した噛まずに話す方法というのは、必ず自信になる。
自分の努力は絶対に裏切らない。だからこそ、今は言葉を噛む状態でも一歩一歩めげずに、話すことを怖がっちゃいけない。
あなたが「言葉を噛むということ」すら忘れて、話に没頭できるくらい自由に話せるようになることを願っています!
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