電話で最初の言葉が出ない原因は吃音症?詰まる対策とコツで克服しよう!
電話で最初の言葉が出ない!声を出そうとしても息苦しくなって、まるで金魚のように口をパクパクさせてしまう・・・。
吃音症は話すことに対し、知らないうちに心の深い深い傷を負ってしまう。
それが、たった一回の電話だったとしてもだ。
あなたの心の奥底に出来たその傷は、電話に出るたびにズキズキと痛み出す。治ったと思っていても、電話で話そうとするとその傷の痛みを思い出す。
そして、その結果、電話で最初の言葉が出ない。
無理やり言葉を出そうとしても、逆に喉がしまって声が出しにくい。そんな状態になってしまう。
このまま一生、電話で最初の言葉が出ないのか?あなたは、絶望しているかもしれない。
でも、対策とコツを手に入れれば、克服することはできる。今日はその方法をお伝えしていくので、ぜひじっくり読んでみてほしい。
今回のポイント
電話で最初の言葉が出ない!なぜ吃音症は言葉に詰まるのか?
電話で、最初の言葉が出ない吃音症。いったいなぜ、電話で最初の言葉を出そうとしているのに、言葉が出てこないのか?
吃音症は電話に出ようとすると、以前話すことに失敗した経験などが無意識の中にも思い出される。
そして、「また電話でうまく話せないのでは。最初の言葉が出てこないのでは・・・。」と不安や緊張感が高まることで、筋肉が硬直してしまう。
その結果、喉がしまって声が出しにくい状態になる。だから、電話で最初の言葉が出ない。
人間の脳は、複雑なようでいて単純。だから、
「どもらないように、どもらないように・・・」
「電話では最初の言葉を言わなきゃ・・・」
と思った時に、私たちの脳は文末まで正確に意識することができない。
そのため、「どもること」や「電話での最初の言葉」ばかりに意識がいってしまい、失敗してしまうのだ。
だから、頑張ろうとすればするほど失敗してしまう。電話で最初の言葉を言わなくては!と気合いを入れれば入れるほど、電話で最初の言葉が出てこない。
そう、言わば、ある種の催眠状態のようなもの。
それは、電話以外の場面だったり独り言なら、スラスラと滑らかに最初の言葉が出てきてくれたりする。
では、電話で最初の言葉が出ない吃音症は、どうやってこの状況と向き合っていくべきなのか?
電話で最初の言葉が出ない!吃音症が意識したい、言葉に詰まる時の対策とは?
電話で最初の言葉が出ない!最初の言葉を出そうと思えば思うほど、喉がしまって声が出にくい。
そんな時に、吃音症の人が意識すべきことが一つある。
それは、これまで通りの「電話で最初の言葉を言わなきゃ!」と意識するのではなく、「電話で最初の言葉が出るイメージを細かく持つこと」である。
そして、そのイメージを電話の際に実行できるまで、しっかり自分に落とし込むこと。
これが大事だ。
まず、これまで通り「電話で最初の言葉を言わなきゃ!」と意識することは、先ほどもお話しした通り、脳が私たちがそうしたい!と願っている方向から逆走してしまう考え方だ。
もし、電話で最初の言葉が出ない状況を克服したいのなら、まずこの考え方は今すぐ捨て去ってほしい。
そして、その代わりとして、電話で最初の言葉を出す具体的な手順を細かくイメージすることだ。
コツとしてはまず目を閉じて、実際に電話に出る場面を想定すること。
それから、
- 電話の着信音が鳴って
- あなたは深く息を吸い込み
- 電話を手に取る
- 腹に溜めた空気を一気に吐き出すと同時に
- 大きな口を開けて
- 「お電話ありがとうございます」と言う・・・
といったように、細かく細かく電話の情景を思い浮かべて、ひたすら電話で話すイメージを強く持つことだ。
なぜ、こんなことをする必要があるのか?
それは、脳は無意識の中で行なっていることを無視する傾向があるからだ。無意識で行なっていることよりも、意識していることや気になっていることに集中してしまう。
だからこそ、文末まで意識できない脳に対して、「電話で最初の言葉を・・・」など意識させるべきではない。
そして、脳に対して、「今やるべきこと、意識すべきことは、このような手順で電話に出ることだ!」と強く意識してもらう必要があるということ。
ここまで言えば、これまでいかに、電話で最初の言葉が出ないための行動をしてきたかということが理解できる。
吃音は克服できない!
そう自分に言い聞かせてきた。でも結局、自分と向き合わずに逃げてたんだ。
影響力は小さくていい。「自分には無理だ」と感じる心を開くきっかけになれたら。
無理だと決めつけているのは自分自身。それに気づくことが、吃音克服の一歩目だ。
電話で最初の言葉が出ない!吃音症が行うべき対策とコツのまとめ
電話で最初の言葉が出ない吃音症。これまで吃音症は、失敗を重ねれば重ねるほど話すことへの傷が深くなっていくと言われてきた。
それは、自分が「こうしたい!」と思うことと真逆のことを脳が勝手に判断して行なっていたからに過ぎない。
吃音症は、最後は人前に出ることさえもできなくなる、とまで言われる。しかし、脳の仕組みを理解すれば、それも避けることができるのだ。
まずはそれを理解して、これまで無意識で出来ていたことでも、脳に叩き込むように何度も電話で話す流れをイメージしてみよう。
不思議なことに、脳は「成功した!」という体験をすることで、そのことに快感を覚えて、その作業をスムーズに行いやすくなる。
だから、この方法を知ったあなたはもう大丈夫。この方法をしっかり実行してみよう。
また、電話で最初の言葉が出ない以外にも、噛む・どもるなどの吃音症の悩みがあるならば、下方も抜かりなくチェックしよう。
吃音症を克服するために、まだまだあなたにはお伝えできることはたくさんある。
あなたが、自分の思ったように話せるようになること。また、それによって、人生が明るく色鮮やかに変わること。
そんな未来を手に入れられることを心から願っています!
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