言葉がどもるのは病気?大人の吃音症は治る?克服方法や治る確率とは?
言葉がどもるのは病気なのか?
結論から言えば、言葉をどもる=病気と決めつけるのは、少々強引。
つまり、言葉をどもるというのは、病気でないこともあれば吃音症という病気が原因で出る症状の場合もあるということ。
言葉をどもることには原因がある。
その原因を突き止めれば、緊張などによるクセなのか、吃音症という病気なのかも判断できる。
そう、言葉をどもることで悩むのなら、まずはなぜ言葉をどもるのか、その原因を詳しく知ることが大切。
今回は、言葉をどもる原因や吃音症という病気について詳しく説明していきます。
自分が言葉をどもる原因を理解して、笑顔で話せるようになろう!
言葉をどもるのは病気?吃音症という病気の正体は?
言葉をどもる病気について結論を急ぐ前に、一つ大切なことをお伝えしておこうと思う。
それは、うまく話せないということにコンプレックスを抱いている人はとても多いということ。
大人になると、その差が顕著に見えるため、本当に多くに人がこのことに悩んでいる。
統計によれば、なんと日本人の約95%が話すことについて悩んでいるという。
その中でも深刻な悩みとなるのは、言葉をどもること。
人は、単純に“うまく話せないこと”を悩んでいるわけではない。
“うまく話せない”という苦手意識の向こう側にある、
- 自分の思いがうまく伝えられない
- 大切な人とコミュニケーションが取れない
- 良好な人間関係が築けない
- 自分の存在価値が低く評価される
といった、より深い悩みに“うまく話せないこと”が直結するからなのだ。
そういった意味で、言葉をどもることは、これらの悩みに深く影響を与えてしまう恐れがある。
しかし、言葉をどもるのが病気なのか?という問題に立ち返ると、先にお話しした通り、そうとは限らない。
なぜなら、
人間は心理によっては、言葉をどもるものだから。
そう、人間とは元々そういうものなのだ。
人間は、緊張したりストレスを敏感に感じやすい生き物。
たとえば、初めて会った人と会話する時や話している相手と良い関係を保ちたい時。
そんな時に緊張するな、という方が無理な話だ。
当然、言葉をどもることもあるだろう。
(そうでないとしたら、よほどそういった場面に場慣れしている人や日本人の5%の方だ。)
となれば、言葉をどもることが病気か、病気でないかの基準はどこなのか。
その基準は、言葉をどもる原因にある。
ただ、言葉をどもる原因を、緊張やストレスと一言でまとめてしまえば、実際そうかもしれない。
しかし、言葉をどもる原因となった緊張やストレスを、もう少し細かく見てみること。
これが、言葉をどもることが病気なのか、病気でないのかを探るには重要になってくる。
でも、言葉をどもる病気だったらダメなのか。人生終わってるのか?
それは、もちろん違う。
むしろ、病気であると分からなければ、克服する方法すら定まらない。
病気であることを認めるのは抵抗があるものだが、メリットもある。
病気であると分かることは、克服することへの一歩に繋がると考えてほしい。
そこで、一度、自分の気持ちに正直になって、以下の項目に自分が当てはまる部分がないか、確認してみてほしい。
[su_box title=”言葉をどもる時に確認したいこと” box_color=”#ec060c”]
言葉をどもる時、
- 特定の言葉や特定の場面に反応して、言葉をどもる
- 言葉を話す前に、言葉をどもる予感がすることがある
- 言葉をどもるのを避けるために、別の言葉に言い換えることがある
[/su_box]
なかなか特徴的な行動なので、自分が当てはまるかどうか、見当がつきやすいかもしれない。
お気づきかもしれないが、これらの行動は言葉をどもる病気と言われる“吃音症(きつおんしょう)”の症状である。
しかし、これらに当てはまっていたとしても恐れることはない。
むしろ、逆で、自分が言葉をどもる明確な理由に辿り着けたことを、喜んで大丈夫だ。
あとは克服するだけなのだから。
言葉をどもる病気、大人の吃音症は治る?克服方法は?
言葉をどもる病気、吃音症。実は、吃音症は珍しい病気ではない。
なぜなら、100人に1人が吃音症であるといわれているからだ。
100人に1人・・・、これを聞いてあなたはどう思うだろう?
自分と同じように、言葉がどもることに悩んでいる人がたくさんいること。
悩んでいるのは自分だけでない、そのことに気づけるはずだ。
しかし、それだけ多くの人が吃音症なのに、なぜそんなにメジャーな病気でないのか?
それは、見た目では病気と気づかない、本人すらも病気と気づけていないケースがあるから。
そして、もう一つ。
見た目で分からないことから、吃音症であることを本人が隠そうとするケースがあるから。(隠れ吃音と言ったりもする)
しかし、吃音症であることを隠そうとして話すのは、ハッキリ言ってしまえば、良いこととは言えない。
なぜなら、隠そうとする・周りにバレないように話すストレスで、余計に吃音症が悪化してしまうこともあるから。
正直に言えば、言葉をどもる状態もひどくなったり、最悪の場合、人前に出れなくなってしまうこともある。
言葉がどもる病気の吃音症の原因は、未だ解明中ではあるが、少しずつ分かることも増えてきている。
たとえば、言葉をどもる病気の吃音症(連発性吃音症)は、言葉が詰まって言いにくい状態(難発性吃音症)から派生したもの。
つまり、言葉が出ない状態から、無理に言葉を話そうとすることで起きる症状で、本人が自覚していないことも多い。
しかし、先ほども言ったように、まだメジャーとは言えない吃音症。
実は、言葉をどもる病気、吃音症を診断できる医師はまだまだ少ない。
医者に行けば、とりあえず精神安定剤を処方されるケースが後を絶たないが、これで言葉がどもる状態が改善するわけではない。
そんな中で、私たち吃音症の人間は、どうやって言葉をどもる吃音症と立ち向かっていったらいいのか。
どうやって吃音症を克服していったらいいのか・・・。その答えは、非常にシンプル。
自ら吃音症を理解し、克服していくこと。
この姿勢こそが吃音症を克服していく上で、最強で最善の克服方法なのだということ。
もちろん、自分との戦いになるし、つらいことも多いだろう。
しかし、一人で戦うことはない。
それは、私のような吃音症を克服した人間は、あなたの仲間でもあるから。
つまり、あなたの前を歩いている人間が、応援したりアドバイスを送ったりすることができる。
あなたが本気で自分と向き合い、言葉をどもること、吃音症という病気を克服したいという気持ちがあるなら、絶対に挑んだ方がいい。
私はぜひ、あなたの吃音症克服の二人三脚の相手になろうと思う。
なぜなら、自分が吃音症を克服したという出来事を、これ以上に活かせる場はないと思うから。
吃音症を克服するのは私の使命だと思っているし、私はそのために吃音症を経験し、克服してきたのだと最近では思っている。
私がこれまで吃音症を克服するために行ってきた、すべてのことを惜しみ無くお伝えしていきたいと思う。
もし、本気で吃音症を克服したいと考えているなら、私のプロフィールをご覧になってみてください。
吃音は克服できない!
そう自分に言い聞かせてきた。でも結局、自分と向き合わずに逃げてたんだ。
影響力は小さくていい。「自分には無理だ」と感じる心を開くきっかけになれたら。
無理だと決めつけているのは自分自身。それに気づくことが、吃音克服の一歩目だ。
言葉をどもる病気、吃音症の克服についてのまとめ
言葉をどもる病気、吃音症。
それはもちろん、克服した方が断然生きやすくなることは間違いない。
でも、最後に伝えておきたいことがある。
それは、吃音症であろうとなかろうと、言葉をどもることがあろうがなかろうが、
あなたの存在価値は何一つとして変わらない
ということ。
キレイゴトだと思われるかもしれない。
でも、あなたの人生を生きられるのは、あなた自身でしかない。
人生はすべて、自分の選択でできている。
その時点で、あなたの存在価値は、他の人に奪われる何物もない。
吃音症を克服するかどうか、決めるのもあなた次第。
どう生きたっていい。あなた自身が決めればいい。
ただ、もしあなたが吃音症を、言葉をどもることを克服したいと考えるのであれば、私は全力で応援したいと思う。
克服のために、全力でサポートできる準備もしている。
いつかご縁があって、私の経験や知識があなたのために活きるならば、これ以上嬉しいことはないだろうと思う。
あなたが自分に自信を持って話をしたり、更に豊かな人生を歩むことを心から願っています。
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