お電話ありがとうございますが言えない!難発性・連発性の吃音症はどう対処すべき?
お電話ありがとうございますが言えない。
難発性の吃音症なら第一声が詰まるし、連発性の吃音症ならどもったり噛んだりしてしまう。
とにかく電話の第一声が不安になってしまう。
お電話ありがとうございますを言おうと意気込むほど、言えなくなってしまう。
あせればあせるほど、お電話ありがとうございますが言えない。
お電話ありがとうございますが言えないと悩むのは今日で最後にしよう。今日はそのための方法をご紹介していきます。
今回のポイント
お電話ありがとうございますが言えない!難発性吃音症は病気なのか?
お電話ありがとうございますが言えない。そんな状況にあなたも悩んでいるのかもしれない。
残酷な話ではあるが、お電話ありがとうございますが言えない事に、不安になればなるほど、悩めば悩むほど、
お電話ありがとうございますが言えない…。
治したい、ちゃんと言えるようになりたいと思えば思うほど、お電話ありがとうございますが言えない。
これって本当に、残酷な話ではないだろうか・・・。
周りの吃音症でない人には、このつらさはなかなか分かってもらえてない。
「気にすんなって!考えないのが一番だよ!」
吃音症じゃない人は気軽に、そんなアドバイスをくれる。・・・確かにそうなのかもしれない。
でも、その時の私の中には、そんな簡単に思える話じゃなかった。
周りの人にとっては気にしない程度の悩みが、自分にとっては身を切るほどつらい悩みであるという事実も、一層つらさを増す。
お電話ありがとうございますが言えない、という事実。
始めの言葉がなかなか出てこない難発性吃音症。それを乗り越えようとした結果が、噛んだりどもるようになった連発性吃音症。
言おうとしても、思ったように言えない。これは病気なのだ。
お電話ありがとうございますが言えないのは滑舌が問題?言えない時の裏ワザとは?
しかし、お電話ありがとうございますが言えないあなたなら分かると思うのだが、初めから言えない訳ではなかったはず。
もし、お電話ありがとうございますが言えない理由が滑舌の悪さだけだったとしたら、初めから言えない。
つまり、お電話ありがとうございますが言えないのは滑舌の悪さだけの問題ではない。
そう、心理的な部分が大きく関わる病気であることは否めないのだ。
しかし、だからこそ、お電話ありがとうございますが言えないのは原因がある。
そして、それに気がつくことができれば改善もできるということ。
お電話ありがとうございますが言えない、という話からは少しずれてしまうけれど、興味深い話をしよう。
私は学生時代、吃音症で寡黙な方ではあったけれど、スポーツが好きだったので運動部に所属していた。
その部活の練習では、ウォーミングアップの時に「がんばろう!」と掛け声を出す習慣があった。
「がんばろう!」
「がんばろう!」
・・・と、仲間同士が声を掛け合う中で、ふと、一人の先輩が違う言葉を言っている事に私は気づいたのである。
「バンバンジー!」
ウソだと思うかもしれないけど、その先輩だけ「がんばろう!」ではなく「バンバンジー!」と言っていたんだ・・・。
そのことには、私以外の人は気づいていないようだった。
その時、私は自分自身も吃音症だということを知らなかったのだけど、今思えば、その先輩も吃音症だったのかもしれない。
その先輩にとっては「がんばろう!」という言葉が言えなくて、でも言えないなんて甘えたことは周りに言えなかったのだと思う。
そして、悩んだ結果、
「バンバンジー!」
と言っていたんだと思う。
今思えば、先輩は一人で吃音症と戦っていたんだと思うと、なんだか胸が痛くなる。
大人になった今、この話から改めて考えたいこと。
それは、お電話ありがとうございますという言葉を言えないことに必要以上にこだわっているのではないか?
あるいは、無理やり言おうとすることにこだわり過ぎているんじゃないか?ということだ。
さすがに、「がんばろう」を「バンバンジー」と言うのは無理があるけど、もう少し柔軟に考えても良いのではないか、と思う。
たとえば、以下のように。
[su_box title=”言えないときに試してみたい事” box_color=”#ec060c”]
- 始めの「お電話」が出ないなら、こっそり「ありがとうございます」だけ言ってみる(自信がついてきたら、マニュアル通り言えばいい。)
- あ行が言えないのなら、前の音(おでんわーがとうございます)を伸ばして、言ったフリをしてみる
- ラ行が言えないのなら、飛ばして(あーがとうございます)と言ってみる
[/su_box]
など、とにかく自分が言いやすい方法を試してみること。
吃音は克服できない!
そう自分に言い聞かせてきた。でも結局、自分と向き合わずに逃げてたんだ。
影響力は小さくていい。「自分には無理だ」と感じる心を開くきっかけになれたら。
無理だと決めつけているのは自分自身。それに気づくことが、吃音克服の一歩目だ。
お電話ありがとうございますが言えない時の克服方法
お電話ありがとうございますが言えないなら、全文字まったくその通り言う必要はない。
もちろん、それが言えるに越したことはないけれど、そのために悩んだりするくらいならば、ズルしたって“言えたフリ”をしていい。
だって、それによって誰かを傷つけたりすることはないのだから。
言われても、滑舌が悪いとかその程度。電話相手に対して、「ありがとうございます」という気持ちが伝わるなら、それで問題ない。
吃音症である私たちは、どうしてもお電話ありがとうございますが言えないことにこだわり過ぎてしまう。
言葉を正確に話すことよりも、気持ちを伝えるということにもっとこだわりを持つべきではないだろうか。
[su_box title=”関連記事” box_color=”#ec060c”]
お電話ありがとうございます言えないを克服!吃音症が言いやすい方法を実践することが大切!
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