電話でどもらない方法3選【吃音症】原因や克服のコツ、ストレスとの向き合い方を公開中!
電話でどもらない方法をあなたは知っているだろうか?
吃音症でない人に、電話でどもると言うと「緊張してるだけだよ!落ち着いたら?」などと言われる事があるかもしれない。
しかし、それは大きな間違い。
なぜなら、吃音症による電話でのどもりは、単なる緊張感によるものではなく、もっと根深いストレスや根本的な原因を抱えているから。
今回は、そのような原因を克服につなげる電話でどもらない方法をご紹介!
また、克服のコツや吃音症の敵でもあるストレスとの向き合い方も学んでいこう!
今回のポイント
電話でどもらない方法① 吃音症が電話でどもる原因を知ること
電話でどもらない方法を実践していくために、まずは吃音症が電話でどもる原因を理解しておこう。
実は、吃音症の人が電話でどもる原因は以下のようなもの。
- 周りがシーンとしていたり、側にいる人数が多いことから自分の話している内容に聞き耳を立てられているように感じる。話すことに対するストレスが大きい環境にいる。
- 自分が電話でどもらないで話せるイメージを持つ事ができていない。「また、どもるかも」など自分がどもるイメージを強く抱いている。
- しっかり息を吸うことができていない(呼吸が浅い)。また、しっかりと息を吐くことが出来ずに、話している。
- 話すスピードが速くて、早口で話しがち。
- しっかり口を開けない状態で、モゴモゴと話している。
吃音症で電話でどもることが多い人は、電話で話すことに対して、このような背景を持っていることが多い。
そして、これらの原因が重なったり、それぞれが影響しあうなどすることによって、電話でどもるようになってしまう。
では、このような原因を抱えた中で、吃音症の人はどのように電話でどもらないようにすることができるのか?
その具体的な方法を見ていってみよう。
電話でどもらない方法② どもらない時の話し方を意識的にできるようにする
電話でどもらない方法は、電話以外のどもらない時の話し方を、電話の場面でも意識的にできるようになることである。
つまり、自分が電話以外でどういった時にどもらないのか、理解しておくことが必要だ。
そのためにやるべきことは、どもらない時に自分がどういった話し方をしているのか?を知ること。
- 話している時の気持ちはどうなのか?
- 話しているスピードは?
- 声の高さは?
- 話している相手は?
など、まずは具体的にイメージをしてみる。
そして、電話でどもることを考えたり、電話に対するイヤなイメージやマイナスイメージを抱いた時は、この「どもらないで上手く話せるイメージ」を考えるようにする。
また、電話で話す前にも、この「どもらないでうまく話せるイメージ」を考えるようにしよう。
初めのうちはうまくイメージできないかもしれない。
「どもらないでうまく話せるイメージ」を考えようとしても、どうしても電話でどもるイメージに引っ張られてしまうかもしれない。
でも、何度もこの方法を行っていると次第に、脳が“良いイメージを作る回路”を作っていく。
そして、電話に対するイヤなイメージが、「どもらないで話せるイメージ」に変わってくる。
だんだん電話で話すときも自然と、「どもららないで話せるんじゃないか?」という気持ちに変わるのだ。
まずは騙されたと思って、実践してみよう!
吃音は克服できない!
そう自分に言い聞かせてきた。でも結局、自分と向き合わずに逃げてたんだ。
影響力は小さくていい。「自分には無理だ」と感じる心を開くきっかけになれたら。
無理だと決めつけているのは自分自身。それに気づくことが、吃音克服の一歩目だ。
電話でどもらない方法③ 電話でどもりそう、と思ったら片耳を押さえて話す
電話でどもらないで話すには、その吃音症のストレスとどう向き合うか?というのも大切になってくる。
特に、一番ストレスを感じるのは、やはり電話中の場面。
この時に、
「電話でどもるのでは・・・」
「また電話でうまく話せないのでは・・・」
というプレッシャーや周りからの目などが気になって、吃音症のストレスは最高潮に達する。
そのような中で、大切なのは「この吃音症のストレスにどう対応するか?」ということ。
そのまま「電話でどもるかもしれない」という不安な気持ちのまま、勢いだけで電話で話していては、イヤな予想は的中してしまうことになる。
では、どうするのが良いのか?
そんな時は、片耳を押さえて電話で話すようにしてみるのがおすすめだ。
そう、電話に出ている片耳と、反対側の周りの音を聞いている方の片耳を押さえるということ。
そうすると何が良いのかと言うと、吃音症のストレスを丸ごとシャットダウンすることができるのだ。
吃音症のストレスとは、言わば「電話でまたどもるかもしれない」という暗示にも似た、自分自身が吹きかけるストレス。
また、周りの声や無音の環境から来る圧迫感。そういったものが、電話に出る時にストレスとしてのしかかってくるのが、吃音症のストレスの正体ともいえる。
しかし、環境音に面している片耳をふさぐと、それらの音は入ってこない。また、自分が話している声も耳を通しては聞こえてこない。
実際には、自分の声は聞こえるがそれは、骨に響いて体の中から聞こえてくるだけ。つまり、自分の声と認識しにくいもの。
そうすると不思議なことに、電話で話している相手にだけ集中して話すことができる。
そう、吃音症にとって厄介なストレスを最小限に抑えた中で話すことができるので、電話でどもることを減らすことができる。
電話でどもらない方法について、今日は3つお伝えしてきた。
吃音症ならではの原因を克服して、電話でどもらないためにどれも大切なものばかり。ぜひ実践していこう。
そして、吃音症自体を克服したい!と考えているあなたは、ぜひ下方までじっくり読んでみてほしい。
今のあなたに必要な情報が、ここには眠っているはずだ。
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