言葉に詰まる…改善方法は?大人の吃音症で実際に治った克服方法のコツ
言葉に詰まる…改善方法が見つからない…。
こんな場合、多くの人がパニックになってしまい、更に言葉に詰まる状態を悪化させてしまう。
そう、言葉に詰まる状態を経験した者にとって、
「自分に合った改善方法にたどり着けるか」
が、とても大切。
今回は、喉が締まって言葉が詰まるような大人の吃音症に対し、言葉に詰まる症状の改善につながる「克服のコツ」をお伝えしていく。
実際に言葉に詰まる状態が治ったこの克服方法が、あなたのお役に立ち、改善につながると嬉しい。
では、さっそく内容を見ていこう。
今回のポイント
言葉に詰まる吃音症の改善方法① 無理やり言葉を押し出そうとしない
言葉に詰まる吃音症の改善方法として、やってしまいがちなのが、力技で言葉を絞り出そうとすること。
確かに、言葉に詰まる感覚は、喉の奥が締まって声にならない感覚に近いもの。
無理やり、声を出そうとすれば言葉が出るのでは、という風に考えてしまいがちだ。
しかし、残念なことに、これでは言葉に詰まる状態が更に悪化しかねない。
それは、吃音症にとって言葉に詰まる状態は、単に喉の筋肉などの症状として起きるものではないから。
実は、吃音症の言葉に詰まる症状は、自分自身の心が深く影響している。
実際に、吃音症にとって言葉に詰まる状態というのは、
「何らかのストレスが負荷となって、言葉を発しようとする心にブレーキをかけている」
というイメージが正しい。
もちろん、あなた自身には、
「言葉が出ないように、喉の筋肉を締めよう」
などという気持ちは、一切ないだろう。
しかし、それを実行させているのはあなた自身が気づいていない心の部分。
つまり、あなたの潜在意識の奥底にある、
- 過去に感じた、話すことへの何らかのストレス
- 自分の話し方に対するコンプレックスやトラウマ
これらが強く影響を与えている。
実は、言葉に詰まるというのは、言葉を発することの何らかのデメリットを、あなたは心のどこかで抱えているということ。
これは、本人は気づいていない、気づけない部分であることが多い。
その潜在的にある意識が、言葉を発する機能にストップをかけていて、結果として言葉に詰まる状態になってしまうのだ。
少し難しい言い方をしてしまったかもしれないが、要は、
「言葉を発しよう」と思う気持ち
VS
「言葉を発したくない」とどこかで感じている気持ち
この相反する気持ちが、あなたの中で対立している。だから、言葉が詰まるのだ。
だからこそ、言葉に詰まる状況を改善しようとして、無理やり言葉を押し出そうと努力するのは、間違った努力の仕方。
むしろ、逆効果でトラウマを強めてしまう。
すると、言葉に詰まる状態がさらに悪化しかねない、ということを肝に銘じておこう。
言葉に詰まる吃音症の改善方法② 自分の弱みやトラウマと向き合うことこそが最短克服のコツ
では、どうしたら言葉に詰まる状態を改善できるのか?
これは、言葉に詰まることに影響を与えている、
「ストレスやトラウマ」とどうやって付き合っていくべきなのか?
を考えていくことが、最短克服のコツ。
具体的にどうしたら良いかと言うと、心の奥底に存在している、言葉を発することへの
負の感情(ストレスやトラウマ)を認めること
まずは、ここから始めてみよう。
人間は、自分の弱みをなかなか認めてあげることができない。
むしろ、これまで感じてきたストレスやトラウマは、忘れることでそのハードルを乗り越えたと思いたくなる。
しかし、それは目を背けているだけに過ぎない。
自分の弱い部分を克服できるのは「自分の弱い部分と向き合う時」。
そして、「克服した先にある未来を想像した時」。
つまり、今の自分の現状をとらえることから始まる。
しかし、実際、これはつらい作業ではない。
むしろ、今まで悩んでいた言葉に詰まる原因を潰すことができるので、自分自身が楽になれるのだ。
というのも、原因を知っているか・知らないのかでは、言葉に詰まる状態の改善には大きな差が出る。
そして、もちろん言葉に詰まる状態を克服できるかどうかにも関わってくる重要な要素。
だから、まずは自分自身の中に「言葉を発したくない」という気持ちがあるんだな、ということを自覚し、受け入れてあげよう。
そんな自分も認めてあげることができれば、気持ちの上でずっと楽になることができる。
もちろん、言葉に詰まる状態を改善し、言葉を出しやすくする物理的な方法も他の記事でご紹介している。
しかし、前提として「自分への理解」、「今の自分を認めてあげること」ができなければ、どんな改善方法にも価値がない。
それは、心の奥底で「本当は言葉を発したくない」と思っているのに、無理やり言葉を押し出そうとしていることと同じだから。
まずは、
- 言葉に詰まる今の自分
- 心のどこかで、言葉を発することに「NO!」を出している自分
を認めてあげること。
この部分をないがしろにすると、言葉に詰まる状態の改善は難しいので心に刻み込んでおこう。
吃音は克服できない!
そう自分に言い聞かせてきた。でも結局、自分と向き合わずに逃げてたんだ。
影響力は小さくていい。「自分には無理だ」と感じる心を開くきっかけになれたら。
無理だと決めつけているのは自分自身。それに気づくことが、吃音克服の一歩目だ。
言葉に詰まる吃音症の改善方法のまとめ
言葉に詰まる吃音症の改善方法として、大前提となる考え方を今回は共有した。
もしかすると、具体的な行動としての改善方法を知りたい方もいただろう。
そういった方には、この下にある関連記事で山ほど事例を紹介しているので、そちらも参考にしてみてほしい。
もしくは、メルマガに登録すると、ブログでは未公開の吃音症の克服方法を体系立ててお伝えしている。
そちらの方が、お得で分かりやすい、と評判を頂いているのでぜひ試していただきたい。
ともあれ、今回の内容は、言葉に詰まる状態を改善していくためには決しておろそかに出来ない根底ともいえる内容だ。
大切なことなので何度も伝える。
これを無くして言葉に詰まる状態を改善することは厳しい。
だから、何度も読んで自分のものとして体得してほしいと思う。
そして、あなたが言葉に詰まる状態を改善し、自分の思いを思うままに伝えられるようになることを心から願っています。
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