ありがとうございますが言えない…滑舌を度外視した吃音症の発音方法!
「ありがとうございます」と言えない人は意外と多く、その中でも滑舌が悪いことで悩んでいる人はとても多い。
しかし、「ありがとうございます」は日常生活では欠かせない言葉だ。
この「ありがとうございます」が言えないというのは、現代社会で生きていく上でかなり都合が悪い。
私自身も滑舌が悪く、普通に話していても何度も聞き返されてしまうことが多かった。
今回は、以前の私のように「ありがとうございます」がうまく言えない上に、自分の滑舌の悪さに悩んでいる人が主役だ。
滑舌が悪くても「ありがとうございます」を言える方法についてお伝えしていこう。
今回のポイント
「ありがとうございます」が言えないのは、滑舌だけが問題なのか?
「ありがとうございます」を言えないのは、結論から言えば、確かに滑舌の悪さが影響している可能性は高い。
しかし、「ありがとうございます」が言えない理由としては、滑舌の悪さだけとは言いきれないのだ。
というのも、「ありがとうございます」という言葉は、相手を目の前にして言うことがほとんどである。だから、知らずのうちに、精神的なプレッシャーがかかってしまうのだ。
滑舌が悪くて「ありがとうございます」がうまく言えないんです!
・・・なんて長々と言い訳はできる時間は普段は用意されていない。
かと言って、白い目で見られたくもない・・・。
そんな緊張感がさらに口の動きを悪化させて、滑舌の悪さが際立ってしまう。
でも、そんな追い込まれた状況でも、私たちは「ありがとうございます」を言わなくてはならない。
まったく苦労が絶えない世の中だ・・・。
でも、そんな世の中を生き抜いていくため、さっそく滑舌が悪くても「ありがとうございます」を言える方法を伝授する。
「ありがとうございます」が言えない…滑舌の悪さを度外視できる発音方法!
「ありがとうございます」が言えないのは、滑舌が悪い人が苦手とする「ラ行の音」と「母音」がミックスされているから。
だから、一言でいえば口の中が大騒ぎになっている。
つまり、発声に舌の動きが間に合わずに「ありがとうございます」がうまく言えない状態になってしまうのだ。
それに加えて「単語が長いこと」、また、「急いで言わなければならないことが多い」ために、更に難易度が上がっている。
でも、これらの対策を行えば、滑舌が悪くて「ありがとうございます」が言えない人でも、言いやすい状況を自ら作り出すことができる。
さっそく説明していこう。
「ありがとうございます」が言えない…滑舌が悪い人が行うべき「ラ行練習方法」
「ありがとうございます」が言えない、滑舌が悪い人が苦手とする「ラ行の音」。これは、舌の動きを駆使して発する音だ。
特に、舌の巻き具合やその時の口の開け方など細かく言えば、キリがないほどだ。
結局のところ、一番良いのは「ラ行」の音の出し方に自分が慣れることだ。以下の訓練を、毎日スキマ時間で行うようにしてみよう。
[su_box title=”「ありがとうございます」が言えない人のラ行練習法” box_color=”#ec060c”]①舌先を上の前歯の裏につける。
②その状態から「あー」と言うと、舌が歯の裏から外れて「ら」の音が出る。
③同様に、①の状態から「いー」と言えば「り」、「うー」と言えば「る」、「えー」と言えば「れ」、「おー」と言えば「ろ」になる。
④これらを鏡を見ながら、繰り返し練習する。[/su_box]
面倒に感じるかもしれないが、「ありがとうございます」が言えない滑舌が悪い人にとっては、これが一番早い。
初めのうちは、発音の仕方が定着するまでゆっくり練習しよう。そして慣れてきたら、ゆっくりと「ありがとうございます」を言う練習をしてみてほしい。
また、「ラ行」の音が出しにくい人は発音する時に口を大きく開けてしまいがちなので、注意しておこう。
「ありがとうございます」が言えない…滑舌が悪い人が行うべき「母音練習方法」
「ありがとうございます」が言えない、滑舌が悪い人の「母音練習法」。これは、「ありがとうございます」を母音だけで発音することだ。
言葉だけでは分かりにくいので、以下を参考にして練習をしてみよう。
[su_box title=”「ありがとうございます」が言えない人の母音練習法” box_color=”#ec060c”]ありがとうございますを母音で発音する。
ありがとうございます
↓
あいあおうおあいあう[/su_box]
これをゆっくりと、大きな口・大きな声で練習する。
「ありがとうございます」が言えない滑舌の悪い人には効果的なのでぜひ試してみていただきたい。
「ありがとうございます」が言えない…滑舌が悪い人が取り入れたい「ワンポイント」
「ありがとうございます」が言えない、滑舌が悪いと悩んでいる人でも「ありがとうございます」が言えるようになる練習方法をここまでご紹介してきた。
さらに、これらの練習方法とは別に「ありがとうございます」が言いやすくなるワンポイントを最後にお伝えする。
というのも、先ほども少し触れたが「ありがとうございます」という単語はやっぱり長い。
これが「ありがとうございます」が言えない理由につながっていることは確かだ。
「ありがとうございます」以外にも長い単語を言う場合には、以下のことを意識してみよう。
[su_box title=”「ありがとうございます」など長い単語を言う場合のワンポイント” box_color=”#ec060c”]「ありがとうございます」などの長い単語を言う場合には、“息継ぎポイント”をつくる。
「ありがとうございます」であれば、「ありがとう」と「ございます」という二語に分けることができる。
それぞれの単語の前に息継ぎをしてから言うように心がけよう。
↓
(息継ぎ)ありがとう
(息継ぎ)ございます[/su_box]
このように“息継ぎポイント”を意識して「ありがとうございます」を言うようにすると、長くても焦らずに言うことができる。
また、場合によっては急いで「ありがとうございます」を言わなければならない場面もあるだろう。
しかし、今回ご紹介してきた方法を実践できていない状況で、急いで「ありがとうございます」と言おうとしても言えない場合が多い。
そのため、慣れるまでは出来るだけ、落ち着いて・ゆっくり「ありがとうございます」を言うように心がけてみよう。
吃音は克服できない!
そう自分に言い聞かせてきた。でも結局、自分と向き合わずに逃げてたんだ。
影響力は小さくていい。「自分には無理だ」と感じる心を開くきっかけになれたら。
無理だと決めつけているのは自分自身。それに気づくことが、吃音克服の一歩目だ。
「ありがとうございます」が言えない…滑舌を度外視した発音方法のまとめ
「ありがとうございます」が言えない、滑舌が気になる人が「ありがとうございます」を言える方法をお伝えしてきた。
初めは面倒に感じるかもしれないが、ぜひ実践してみてほしい。
なお、「ありがとうございます」を言える方法というのは、実はまだまだある。
今回はご紹介しきれなかったが、このページの下にある関連記事にもまとめているので参考にしてほしい。
また、「ありがとうございます」が言えないほどの滑舌の悪さにコンプレックスを感じていた私が、それらを克服した方法も公開している。
なお、こちらはブログではお伝えしていないので、もし興味があれば下方にある赤いボタンから情報を手に入れてほしい。
あなたが滑舌の悪さを克服し、自信をもって「ありがとうございます」を言えるようになることを願っている。
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