会話でどもる吃音症、その原因は?克服のための3ステップ
会話でどもる。そして、どもることへの不安が大きくなってしまう。
どもることがあれば、どうしよう、という思いが自分自身に重圧をかけてしまい、さらにどもる・・・。
もし、あなたがこのように会話でどもることを悩んでいるのであれば、おそらく吃音症だ。
吃音症は、ふとしたきっかけで発症してしまうことが多く、会話でどもることのストレスがとても強い。
本来楽しむべき会話が苦痛となってしまう吃音症は、人間らしさや生きがいを奪ってしまう。
でも、ちょっとしたコツを押さえておけば、誰でも会話でどもることを恐れずに済む。
今回は、会話でどもる怖さを克服する方法をお伝えしていく。自信を持って会話できる人になろう!
今回のポイント
会話でどもる吃音症、その原因は3つ!
会話でどもる吃音症、その原因となる要素は3つある。
- 会話でどもる吃音症は、大勢の人前で話すことが多かったり、話すことのストレスが普段から強い。
- 会話でどもる吃音症は、どもっている自分に対して、悪いイメージが強い。完璧主義で、うまく話せることへのこだわりが強い。
- 会話でどもる吃音症は、話し始める前の呼吸が浅い。また、早口である。
これらの原因が組み合わさるほど、会話でどもる吃音症が出てしまうことが多い。
特に、この会話でどもる吃音症の怖いところは、雪だるま式に原因が組み合わさっていくこと。
だから、初めは会話や話すことへのストレスをそこまで感じていなかった場合。
そのような場合でも、早口でどもることが多いことが発端となって、次第にストレスを感じるようになってしまうこともあるのだ。
これこそが、会話でどもる吃音症の怖いところ。
では、どうやって会話でどもる吃音症から抜け出すのか?その克服方法をお伝えしていこう。
会話でどもる吃音症を克服する方法① 会話の時にどもりにくくなるコツを意識する
会話でどもる吃音症を克服するにはまず、先に挙げた3つの原因をつぶす必要がある。
逆に言うと、会話でどもる吃音症になる原因の症状が少なければ少ないほど、雪だるま式にどもることへのストレスが増えることもない。
会話でどもる吃音症を克服につながる、会話時にどもりにくくするコツは以下のとおり。
- 舌の力を抜いて、全体的にリラックスする
→会話する時にどもることを意識すると、口周りの筋肉がガチガチになってしまいがち。こうなると、自らどもるようなもの。こんな時こそ、リラックスすることを意識する。
- ゆっくり話すことを意識する
→緊張すると早口になってしまうが、これこそどもる要因。意識してゆっくり話すことを心がける。
具体的には、母音の部分を伸ばしながら話すようにするとゆっくり話すことができる。(例えば、どもる→どぉもぉるぅ)
- 少し大きめの声で話すように心がける
→大きめの声で話そうとすると、口を大きく開ける必要がある。これが、どもることを防ぐためには効果的。会話でどもることが不安で、緊張してしまうときこそ意識しよう。
いかがだろうか?会話中に意識することは大変だけれど、どもるか不安になってきた時こそ肝心。しっかり意識して会話するようにしよう。
吃音は克服できない!
そう自分に言い聞かせてきた。でも結局、自分と向き合わずに逃げてたんだ。
影響力は小さくていい。「自分には無理だ」と感じる心を開くきっかけになれたら。
無理だと決めつけているのは自分自身。それに気づくことが、吃音克服の一歩目だ。
会話でどもる吃音症を克服する方法② 会話でどもらず話せることを実感しよう
会話でどもる吃音症を克服するには、自分が会話でどもることなく話すことができるのだ、と実感することも大切だ。
もちろん、先にご紹介した“会話の時にどもりにくくなるコツ”を意識すれば、自ずと会話でどもることが少なくなる。
その効果を実際に、会話の中で体感すれば「あ、自分も会話でどもらないで話せる!」と良い気づきが得られる。
そうやって、会話でどもることなく話せる成功大変を一つずつ積み重ねることができれば、会話でどもることへの不安感が徐々になくなるのだ。
要は、会話でどもるなと感じたら、まずは先ほどのコツを意識。
↓
コツを意識すれば、どもらず話せる!という成功体験を積む。
この流れが、非常に重要だということ。
会話でどもることに不安を感じなくなるまで、徹底的にコツを叩き込もう!
会話でどもる吃音症を克服する方法③ 会話でどもることを周りに打ち明けてみる
会話でどもる吃音症を克服するには、普段会話をする周りの人に、会話でどもることを打ち明けてみることもおすすめだ。
これは何も、「会話でどもることをカミングアウトして、赤っ恥をかいて、根性を強くしろ!」とかそういった類の話ではない。
会話でどもることを周りの人に打ち明けてみることのメリットの一つは、
「会話の相手は、自分が会話でどもることを知っているので、無理にどもらないように構えなくても大丈夫だ」
と、思えるようになること。
実は、会話でどもる吃音症を克服するために、このことはとても大事。
このように思えることで、肩の荷が下りて、緊張感がスーッと解き放たれるような感覚をもつことができる。
そうすると、これだけで会話でどもることが少なくなってくるのだ。
会話でどもる吃音症は知らないうちに、度を超えて「会話でどもること」を意識してしまい、会話でどもることを許しがたい悪だと感じてしまう。
でも、実はそれによるストレスから、自分自身で会話でどもることを多くしてしまっているのだ。
だからこそ、会話でどもってもいいんだ、と思えることはとても大切。
周りの人に、会話でどもることを打ち明けるのは勇気がいると感じられるかもしれない。でも、話してみると意外と悪い印象はもたれない。
まずは、あなたのことを親身に思ってくれている人に、会話でどもることを打ち明けてみてはいかがだろうか。
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