電話でどもらない!と意識すると逆効果?吃音症の電話対策で本当に大切なこと
電話でどもらないようにしたい!電話でどもる、第一声の声が出ないなどの経験をすると本当につらい。
だから、ついつい電話でどもらないようにしたい!と強く意識するようになる。その気持ちは本当によく分かる。
電話でどもらない、どもらない。どもらない・・・。
でも、なぜか、意識すればするほど電話でどもることが多くなる。しまいには、電話でどもらずにはいられない状態になってしまった。
そこである結論にたどり着いた。
電話でどもらないと意識することは、逆効果なのだと。
じゃあ一体どうしたらいいの?という話なのだが、安心してほしい。その答えは、今回の記事にある。
それでは、電話でどもらないために本当に大切なことを、これからお話ししていこう。
今回のポイント
電話でどもらないと意識するのは逆効果!まずは電話でどもる不安を取り除くべき!
もし、あなたが本当に電話でどもらないようにしたいなら、まずは電話でどもらないようにしよう!などと思わないことから始めるべき。
なぜなら、電話でどもらないようにしよう!と思った時点で、電話でどもることを強く意識し始めるからだ。
残念ながら、電話でどもることを強く意識すればするほど、ストレスを感じて電話でどもるスイッチが入ってしまう。
だからこそ、本気で電話でどもらないようにしたいのであれば、そのやり方を変える必要がある。
その方法とは、まず電話でどもる不安を取り除くようにすることから始めること。
というのも、電話でどもりそうな時というのはいつだって不安で、どうしたらいいのか分からない状態。
でも、この不安な状態に対しての解決策を自分で持っていれば、電話でどもりそうな場面でも落ち着くことができる。
実は、電話でどもらないようにするには、これが一番近道。
ということで具体的に、自分の不安要素と解決策を書き出してみよう。
- 電話でどもることが多いフレーズや場面は?
- その時はどんなことを感じている?
- 逆に、自分がどもらない場面やフレーズは?
- その時はどんなことを感じている?
これらの問いに対して、自分の正直な気持ちを書き出してみよう。
ここまで来れば分かりやすいが、電話でどもる時の状態とどもらない状態のギャップを埋めるようにすること。
誰にだって、どもらない状態というものがある。後は、その状態をいかに電話の時に作れるか、ということがポイントになってくる。
それでは、自分がどもらない状態を電話でも発揮するために、大切なポイントをいくつかご紹介しておこう。
電話でどもらない状態を再現するポイント①電話の相手を、身近な人と思い込む
電話で、自分のどもらない状態を再現するには、電話の相手を自分の身近な人や大切な人、仲間だと思って話すことが効果的。
というのも、自分がどもらない状態というのは、話していることがすごく楽しいと感じたり、前向きな感情が強いとき。
そして、そういった感情が強い時というのは、話し相手が身近な人や大切に思っている人、仲間などの存在であることが多いのだ。
だから、電話で自分がどもらない状態を再現するには、電話の相手がそのような気の置けない存在であるんだ、と強く思い込むことが大事。
そうすることで、電話でどもらない状態を作ることができるし、何なら「どもったとしても平気だ!」とリラックスできる。
幸い、電話というのは話す相手が見えないので、こうした思い込む状況を作りやすい。
また、ちょっとしたテクニックになってくるが、そうした言わば“自分の思い込みの世界”に入り込みたい時は、自ら楽しく話してみたり、笑ったりすることを意識すると良い。
楽しく話したり笑ったりすることは、普段気のおけない人と会話しているときに何気なく行なっているもの。
それを意識的にしてみることで、その世界の入り込みやすくし、電話でどもらない状態を作りやすくすることができるのだ。
吃音は克服できない!
そう自分に言い聞かせてきた。でも結局、自分と向き合わずに逃げてたんだ。
影響力は小さくていい。「自分には無理だ」と感じる心を開くきっかけになれたら。
無理だと決めつけているのは自分自身。それに気づくことが、吃音克服の一歩目だ。
電話でどもらない状態を再現するポイント②姿勢を正して、自信を持って話す
電話で、自分のどもらない状態を再現するには、姿勢を正して自信を持って話すと良い。
「電話でどもるのに、自信なんて持てない・・・」
そんな風に思ってしまう人もいるかもしれないが、これは役になりきることが大事。そもそも、役者はみんな演じる役になりきっている。
もし、自信を持って話すことができない、と思うようであれば、電話に出る瞬間に“姿勢を正して自信を持って話す”役を演じることに徹しよう。
この姿勢を正して自信を持って話すことの良いところは、それを意識することで、電話でどもる恐怖を少し和らげることができるところ。
それに、その役になりきれば、「少しくらいどもったってなんてことない!」という強い気持ちも持つことができる。
また、姿勢を正して自信を持って話そうとすると、自然と胸を張って腹筋に力を入れることになる。
これこそがどもらない状態。
つまり、姿勢を正して自信を持って話すことを意識するだけで、電話でどもらないためのこれだけのポイントを一挙に取り入れることができるのだ。
ここまでお話してきた通り、電話でどもらないようにしたい!と思うなら、まずは電話でどもる不安要素を取り除くこと。
そして、自分がどもらない状態を電話の時に再現するためのポイントを実践してみよう。
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