面接で緊張してどもる吃音症が、面接で失敗せず合格を勝ち取るコツ
面接で緊張してどもる・・・。吃音症はただでさえ、どもることが多い。
それなのに、面接官の冷ややかな視線と独特の緊張感がある面接の場面では、吃音症は一発ノックアウト!
でも、この大きな試練を乗り越えなければ、面接での合格は勝ち取ることができないのも、また事実。
今回は、吃音症だった私自身の経験を活かして、面接で緊張してどもる吃音症でも失敗することなく、面接で合格を勝ち取るコツをお伝えしよう!
今回のポイント
面接で緊張してどもる吃音症が合格するコツ① 緊張してどもる=面接がダメ、ではない!
面接で緊張してどもる吃音症の人が、真っ先に思うことは何か?
「面接で緊張してどもってしまった・・・。終わった・・・。」
面接で緊張してどもる吃音症の人の多くは、このように考えてしまう。
そして、面接が始まったばかりの自己紹介の段階で、半ば諦めてしまうか、もしくは挽回しようとして更に緊張してどもる・・・。
このどちらかだ。
でも、重要なことは、あなたの向こうにいる面接官は、あなたが緊張してどもることに対して、そこまで深刻に受け止めていない、ということ。
面接は、早口言葉をどもらず言う大会なんかじゃない。
アナウンサー試験でもない限り、面接で緊張してどもることなど、面接官は大して気に留めていないのだ。
それに対して、吃音症の人というのは、緊張してどもることは最大の悪だ、という風に意識しすぎてしまっている。
大切なことなので、よく聞いてほしい。
面接で緊張してどもる、なんて吃音症でなくてもやってしまうもの。
それより大事なことは、
どもらず話すことよりも、話す内容!
これに力を入れることこそが面接で合格を勝ち取るための最大のコツだ。
面接で緊張してどもる吃音症が合格するコツ② 言うべき事はどもっても時間がかかっても必ず言え!
面接で緊張してどもる吃音症の人は、「ヤバイ!緊張してどもるパターン!」と思ったら、急にトーンダウンしてしまう。
でも、その緊張してどもるリミットは自分自身で制限してしまっているもの。
緊張してどもるくらいで面接を諦めたら、正直もったいない。
もしも面接で熱意を伝えきれていない!と感じたら、緊張してどもることはあっても、それを伝え終わるまで帰ってはいけない!
自分が面接官に伝えるまで、いくらどもっても、いくら時間がかかったとしても最後までしっかり伝えよう。
事実、そういう時こそ面接官はあなたのことを真摯に見てくれているものである。
それに、面接に受かった後のことを考えれば、面接官は流暢にどもることなく話す能力よりも、緊張してどもることはあっても最後まで諦めない姿勢の方を評価する。
面接で緊張してどもることはあっても、そのことが原因で、あなたの意見を言う時間を奪われることはない。(もし、そんな面接官がいたら、こっちから願い下げだ。)
むしろ、面接で緊張してどもる分、真剣に熱意を伝えることに力を入れよう。
吃音は克服できない!
そう自分に言い聞かせてきた。でも結局、自分と向き合わずに逃げてたんだ。
影響力は小さくていい。「自分には無理だ」と感じる心を開くきっかけになれたら。
無理だと決めつけているのは自分自身。それに気づくことが、吃音克服の一歩目だ。
面接で緊張してどもる吃音症が合格するコツ③ できるだけゆっくり丁寧に話そう!
面接で緊張してどもる吃音症の場合、その苦手な場面を早く離れたい一心から、早口&小さな声で面接官に話すことが多い。
でも、それは逆効果。
面接で緊張してどもる時こそ、ゆっくりと、そして丁寧に話すことを意識すべきなのだ。
なぜなら、面接で緊張して早口で話そうとすると必ずどもる。そして、小さな声で話すものだから尚更、何を言っているのか分からないのだ。
実際に良いことを言っていたとしても、面接官に伝わらないのであれば意味がない。
面接で話す一言一言を相手に伝える、このことを意識してみよう。
また、面接で緊張してどもるときは、話し始める前に一呼吸おいてから話すようにすると、ゆっくり丁寧に話すスイッチを入れやすい。
この一呼吸入れる方法の効果は、面接で話す内容を整理する時間にも使える。自分が今言うべき言葉を吟味する時間として使うこともできるのだ。
実際に、面接官が質問すると同時に話し始める人がいるのだが、面接官としては適当にあしらわれているように感じてしまう。
しっかり言葉を吟味して、ゆっくり丁寧に話すことは、どもることを抑えるだけでなく、面接官にとっても好印象なので意識してみよう。
面接で緊張してどもる吃音症が合格するコツ④ 緊張してどもる理由を志望動機につなげる
面接で緊張してどもる吃音症ならではの、面接官の落とし方、というものがある。
この方法は、面接で緊張してどもる吃音症の人しか使えないワザなので絶対に使うようにしよう!
それは、面接で緊張してどもるようになってしまったら、
「すみません。本当に第一志望なんです。だから、どうしても合格したくて、緊張してどもってしまって・・・」
とアドリブのように言ってみよう。
そう、面接で緊張からどもることを、前向きな言い訳として伝えるのだ。
そうすれば、面接官も「そこまでウチに入りたいのか!」と感激してくれる。
そう思うと、面接で緊張からどもることは全然こわくなくなる。むしろ、良いことが起こるのだと、プラスに考えられるものだ。
実は、この「どもっても良いや!」と思えるかどうかが、面接で緊張した時に効果を発揮する。それは、このように思って入れば、妙にリラックスできるから。
面接で緊張したときにどもる言い訳を準備しておけば、いざどもってしまっても大丈夫。
その余裕が、どもらないことにつながるのだ。今回ご紹介した方法はどれもおすすめなので、ぜひ試してみよう!
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